皆さんは歯の矯正治療の一つであるインビザライン矯正を知っていますか?
実は僕が現在進行形で行っている治療でして、良いところも悪いところもあるなというのが自分の正直な感想です。
今人気の治療法ですが万人にお勧めできるものではないと思っています。
矯正治療って物凄く高いので慎重に選ぶ必要があります。
これから矯正を考えている人にとって少しでも参考になればいいなと思います。
目次
矯正治療の種類
矯正治療はざっくりと二種類に分けることができます。
ブラケット矯正

一番スタンダードな矯正方法だと思われます。歯の表面に金属のワイヤーを付けている人を見たことがる人も多いんじゃないでしょうか。最近だとブラケットが透明なものもあるのであまり目立たずに治療をすることができます。
昔からある方法なので安心感・信頼度で言ったら一番ではないでしょうか。
また、僕が行っているインビザライン矯正と比べると安価で行っている歯科が多いです。
とは言え、料金って歯科によって結構違うので自分の目で色々と確かめるのが良いかと思います。
ちなみに裏側にワイヤーを通す矯正もあるのですが、結構なお値段もするし動かすのにも時間がかかりがち、おまけに発声も若干しづらいとの事で最初に選択肢から外しました。
個人的には矯正治療をしていることを隠す必要はないなとも思いましたし。
ただ、人にどうしても知られたくない、仕事柄難しいと言う方にとっては最適な治療方法だと言えます。
インビザライン矯正

こんな感じのマウスピースをはめる矯正方法です。
インビザライン矯正を実際に行っている僕が当事者だからこそ感じたことを正直に書いていきます。
ちなみに最近イッテQを見ていたら気づいたのですが、芸人の椿鬼奴さんがインビザラインを装着していました。
インビザラインのデメリット
いきなりデメリットかよ!と突っ込まれそうですが、デメリットはメリット以上に大事だと考えているので欠かせません。
一般的にはメリットととして紹介されていることが多いものも含めています。
インビザラインは目立たない?いや案外目立つよ!

よくインビザラインは目立たない、審美性を保ったまま治療ができると宣伝されています。
間違いではないとは思うのですが、インビザラインも案外目立ちます。
何故かと言うと一つ目はアタッチメントと呼ばれる突起物を歯の表面に着けるから。
マウスピースと歯のフィットをしっかりと保つために必要だそうです。
ただ、その分マウスピースがボコッとするので結構分かります。
レストランのテーブルをはさんだくらいの距離ならばれちゃうと思います。
次に二つ目の理由ですが、これは人によっては当てはまらないこともあるのでご了承を。
治療が少し進むと歯に輪ゴムのようなものをひっかける場合があります。
もしかしたら歯科によって違うかもしれないのですが、僕の場合は若干黄色い普通のゴムと言った感じなので口を開けると結構目立ちます。
マメな性格じゃないと大変かも
インビザラインは一日20時間装着することを前提に作られています。
一日20時間を切ってしまった!という日があってもいきなりどうこうなるわけではないですが、
そんなことを繰り返していると徐々に治療計画通りに歯が動かなくなり、最悪の場合マウスピースがはまらなくなり作り直す羽目になってしまいます。
ブラケット矯正と違って、インビザラインは自分の意思で簡単に付け外しができるので人によっては
「今日は気分じゃないから外しちゃおうかな」なんて人も……
自ら矯正を受けに行った人ならそういったケースは少ないかもしれませんが、例えば親御さんが子供のためを思って矯正を受けさせる場合。
お子さんも大きくなったらあの時矯正を受けて良かったと絶対思いますが、その時は嫌がる子が多いんじゃないかなと思います。
インビザライン矯正は最初にシミュレーションをして治療終了までのマウスピースを一気に作るので途中で作り直すとなったらえらいことです。
小さい子に限らず、頻繁に飲みに行くからどうしても外している時間が長くなってしまう、食べ歩きが趣味だから頻繁に何か食べちゃうと言う方には不向きだと思います。
生活が不便になっても我慢してはめ続ける必要がありますからね、たまに嫌にもなります。。
間食も気軽にできないですからね、なかなか大変です。
間食はできるけど手間がかかる、外食はちょっと大変

間食が難しいと書きましたがそこをもう少し詳しく。
インビザライン矯正中、マウスピースをはめている間は飲食が大きく制限されます。
駄目なものをあげるよりもいいものをあげる方が早いです。
マウスピースを付けている最中に口にしていいものは水のみです。
固形物が駄目なのは何となく想像できるけど飲料も制限されるの?と疑問に思った方多いと思います。
ここで少し話を戻しまして。
インビザラインも結構目立つと先ほど書きましたが、そこでちらっとアタッチメントの話を出しましたよね。
マウスピースは毎週変えていくのですが、アタッチメントは外れてしまわない限りは付けっぱなしです。
この点を頭に入れておいてください。
例えばマウスピースをはめたままコーヒーやジュースを飲むとどうしてもマウスピースと歯の間に入り込んでしまいます。
そうするとアタッチメントとマウスピースに着色汚れが付いてしまいます。
マウスピースだったら毎週変えるので多少汚れてしまってもすぐに新しいものに変えることができます。
ただ、アタッチメントに関してはもし変えるとなると通院先に行って付けてもらうしかないです。
だから水以外飲むのは控えてくださいと言われます。
飲んで困るのは自分なので飲みたければ飲めばいいですし、本当に一滴も口にするなというわけではありません。
ただ、審美性が損なわれると治療に対するやる気がなくなってしまいます。水を飲んでれば死ぬことはないので大人しく言いつけに従うべきです。
だいぶ前置きが長くなってしまいましたが本題に入ります。
マウスピースをはめている間はもちろん固形物は食べられないので、お菓子を食べるときもしっかりとご飯を食べるときも
マウスピースを外す➡食べる、飲む、➡歯を磨く➡マウスピースをはめる
これらの手順を踏む必要があります。やってみると分かりますし、想像でも大変だな~と言うのは何となくわかると思います。
ちょっと小腹が空いたから何か食べよう!と言う行為が気軽にできなくなります。
この点に関しては覚悟しておく必要があります。
副次的にダイエットができると言い換えることもできますけどね(笑)
ちょっとお高め
ブラケット矯正に比べるとちょっとお高いです。
歯科にもよりますがブラケット矯正に+10万円くらいのイメージで良いかと。
とにかく安く抑えたいならブラケット矯正一択ですかね。
痛みはあったりなかったり

デメリットに加えるか悩むくらいの事ですが念のため
インビザライン矯正では毎週マウスピースを変えていきます。
だから変えた直後は若干圧迫感を感じやすいです。
ゴムを付け始めた時も痛みと圧迫感はありました。
ただ、それで治療が嫌になってしまうくらいかと言われるとそんなことはありません。
2,3日で気にならなくなるくらいです。
インビザラインのメリット
いきなりデメリットから入りましたがインビザライン治療には良いところもたくさんあります、むしろ良いところの方が多いくらい!
まだ半年くらいですが今感じていることを書いていきます。
取り外しができる

やっぱりマウスピースを外すとスッキリとします。歯もしっかり磨けますしね。
最悪、治療中に虫歯になってしまっても簡単に治療ができます。
また、通院している先に確認が必要になりますが
例えばこの期間はどうしてもマウスピースをはめることができない!(面接とかハネムーンとか)
という場合は考慮して治療計画を組みなおすこともできます。
ブラケット矯正ではそう簡単にはいかないのでここが大きな違いと言えます。
見た目もそんなには悪くない

僕の中のイメージでは各矯正方法の審美性は以下のように考えています。
チェック
裏側矯正>>>インビザライン≧透明ブラケット≧金属ブラケット
やはり審美性の面では裏側矯正が圧倒的に高いです。
なにせ見えないですからね。つけていない人と同じです。
インビザラインと透明ブラケットに関しては=にしてもいいくらいだと思います。
ただ、透明ブラケットはモノによって若干目立つなと感じるものもあります。
それゆえに僅差でインビザラインに軍配が上がるかなと思います(透明ブラケットで検索すると色々出てきます)。
通院回数が少なくてすむ

ブラケット矯正は月に一回の通院が必要になりますが、インビザライン矯正は二か月に一回の通院で大丈夫です!
人によってとらえ方は変わりますが、通院回数が少なくて済むと言うのは個人的にとても嬉しかったので
インビザイラン矯正を選ぶ理由の一つになりました。
注意
治療開始直後はアタッチメントの装着等が必要になるので一か月に一回ほどの通院が必要になります。
僕が通っている先は4回目の通院から二か月ごとになりました。
矯正歯科の選び方

調べてみると分かりますが、矯正歯科って本当にたくさんあります。
どれを選べばいいのか分からなくなっちゃう方多いと思います。
ですがお金と時間をかけてする治療なので、慎重に選ぶ必要があります。
ここでは僕が通院先を決める際に重視したポイントを紹介していきます。
矯正認定医・臨床指導医を探す
「公益社団法人 日本矯正歯科学会」という専門機関がありまして、そこで認定医もしくは臨床指導医に指定されている方がいるクリニックに絞るのが良いと思います。
認定医はこの学会の中で約10%、臨床指導医に関しては約1%しかいません。
簡単に言うと矯正治療のスペシャリストと言える方々です。
この情報は簡単に調べることができるので、まずはお住まいの地域でどこのクリニックにスペシャリストがいるかを探しましょう。
カウンセリングは絶対に行く

カウンセリングには絶対行ってください!!絶対です
治療計画や自分の状態、値段など不安に思っていることは何でも聞きましょう。
ここで回答を渋るようなドクターだったり、何となくこの人とは合わないなと思ったら辞めておくのが吉です。
たとえ認定医・臨床指導医だろうと何だかこの人とは合わない、信用ができないという所で治療を受けるのは良くありません。
何回も書いていますが、時間・お金をかけて受ける治療なのでとことん納得いくまで探すべきです。
無理に治療を進められることはまずないのでご安心を、もし無理強いしてくるようなドクターがいたら100%そこでは治療を受けるべきではありません。
インビザライン矯正の場合はもう一つチェックすべきポイントが
インビザライン矯正は今まで主流だったブラケット矯正とはまた違った治療なので当然ながら、新たな知識・経験が求められています。
たとえ臨床指導医だとしても5症例しかインビザイラン治療の経験がない…という方に任せられますか?
任せられないですよね。だからこそ、インビザライン治療の経験が豊富なドクターを選ぶべきです。
「invisaDr.」というサイトで50症例以上の経験があるドクターがまとめられているので絶対にチェックすべきです。
まとめ
矯正治療を始めるのに早いも遅いもありません。
治療をしたい、そう思った時が始め時です。
僕は治療を始めたことは後悔していません。
もちろん不便な事が増えて大変だなと感じるときもありますが、絶対に最後までやり抜きます。
ちなみに僕は治療を始めて歯への意識が高まったので電動歯ブラシを買いました。
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電動歯ブラシを買ったらちょっとだけ人生が豊かになったお話。
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我慢できずに間食することが多いので少しでも歯磨きの時間を短縮しようと思ったのですが、とても役に立っています。
別に矯正をしていなくてもあって損はないと思いますけどね。